日本内視鏡外科学会による第7回アンケート調査報告によると
1990年から2003年末までに本邦において合計487111例の内視鏡外科手術が施行されました。
そのうち胆嚢摘出術は
214935例で、2003年には全胆嚢摘出術のうち
腹腔鏡下が占める割合は
82%でした。

このように、いまや内視鏡外科手術が外科手術のなかで占める割合は高く、
患者さんのニーズとともに、それに携わる外科医も増えてきているのが現状です。
しかし、最近の内視鏡外科手術による医療事故により、患者の不安は高まり
内視鏡外科手術に不信感を抱くようになったのです。
確かに内視鏡外科手術は従来手術とは違い、テレビモニターを見て、特殊な器具を使用して、
限られた空間の中で行う手術であり、時間がかかる、技術が未熟な場合には止血に手間取る、
他の臓器に損傷を加えるなどの欠点があります。
ですから日本内視鏡外科学会はガイドラインにて、手術は経験豊かな指導者の下で
適切なトレーニングを完了したのち施行することを勧告しています。
ひとたび内視鏡外科に熟練した外科医が行えば、患者さんにとって低侵襲であり、
創は小さく美容的に優れ、痛みが少なく、癒着も少なく、早期に社会復帰が可能になるという、たくさんの利点を持ち合わせた満足度の非常に高い手術ができるのです。

今まさに医療は情報開示の時代に入り、手術室も過去の密室から透明性が求められています。
今後、それぞれの施設において、どれだけの手術の経験のある外科医が執刀するのかを
患者さんに示し、説明と同意(インフォームド・コンセント)の上で
患者さんが安心して内視鏡外科手術を選択できるようにしたいものです。





疑問、質問がありましたらお気軽に次のアドレスまで連絡してください。
できる限り返答させていただきます。


   E-mail  urushi@pop01.odn.ne.jp













内視鏡下手術の信頼性